simlacrum’s blog

発達障害の親による過干渉と向き合うブログ

猫と暮らす日々に過干渉を考える

うちの猫が我が家にやってきた時、目もまだ青くよちよち歩いている状態でした。

事前に拾った方から噛み癖があると話を聞いていたのですが…。

 

初めての環境にも関わらず、人の膝に仰向けに寝転がったり、ご飯をねだる為に早朝に顔に突撃をしてきたり。

凄く人馴れしておる…。

そして、常に人間の腕にがっしりしがみ付いてガジガジガジガジ。

 

両手は噛み跡と爪痕で血だらけになりましたし、その度に猫の親として(?)フーッと威嚇してみたりしましたが、子猫にもプライドがあるからかさらに強く噛んで来るので困っていました。

しかし時折目を瞑り恍惚とした感じで噛んでいたので、カミカミは癒しのひとときだったのかもしれません。

 

ある時、隣の部屋からニャ〜と呼ぶ声が聞こえたので見に行ってみると、二段ケージのてっぺんに登ってヨロヨロとしていました。

慌てて掬い上げて地べたに降ろしたのですが、小さい身体にどんな筋肉が付いているのか俊敏にまたてっぺんに登ってしまいました。

また降ろしてやらねばと手を出してみると、ヨロヨロしながらもこちらの手を前脚で押さえて嫌がるので様子を見ることに。

しばらくするとケージのサイドに掴まりながら自力で降りたのです。

「自分で降りてみるから、見てて」

猫にも自立心があるんだなと感心した時でした。

 

危ない場所には行かせないようにしないとと気をつけてはいたのですが、好奇心旺盛の子猫は時折コンロの上に乗ってしまうことが。

ここで怒ってしまうと我が家の子猫の性格上、ムキになってさらにしつこく乗るようになってしまうと思い、「大丈夫!?」「怪我はない!?」と抱き上げながら物凄く心配する素振りをしてみるとあら不思議、大人しく降りてそこからは乗らなくなりました。

 

人間相手ではありませんが、性格を把握して対応を変えることは大事だなと思ったのですが、人間の親の中でそれが出来ていない者は一定数いますね。

私の両親がその出来ていない者、でした。

 

物心つくかつかない時期に、何故危ないのか、何故駄目なのかを説明する事なく「どつくで!」の声と叩くor叩くふりをして手を振り上げることで圧力を掛けていたのです。

子供の中には本当に言っても聞かないくらい我の強い子もいるでしょうし、車の前に飛び出してしまうなどどうしようもなく危険な状態になったりした場合、こっ酷く叱るとこも必要かもしれません…。

私の場合は親の言う事を聞かないことはなく(聞かないと言う時点の前で手を振り上げ脅しをかけられる為)、親の勝手な行動で私のプライドが著しく傷付けられそうだと感じた時に非難をする事が反抗していると捉えられることがほとんどでした。

 

子供心に何故現実から離れた解釈や思い込みで子供を脅すのだろうと不思議に思っていたのですが、両親に発達障害の気(ケ)があり、そして過干渉であると理解したのはそれから数十年後になります。

 

気ままに過干渉の親のこと、親が発達障害であろうと言うこと、その親がパートナーを介護した場合、の経験を書いていきたいと思います。

どぞ、よろしく